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「なんだ、こんなのが相手か? ウォームアップにもならねぇぜ」
盛り上がった筋肉は男の自信がこけおどしでは無いことを感じさせる。
体格差は圧倒的だった。
『でも、わたしは、負けない!』
熊のような大男をみつめ、ゆっくりと構えをとる。



「げぼぉっ!」
男の前蹴りがみぞおちにめり込んだ。
咽の奥から熱いものがこみ上げる。
胃液だった。
男のパイルバンカーのようなつま先がほたるの内臓を破壊する。
「おっと、まだ終わりじゃねぇぜ」
強烈なエルボーが、的確に急所を捉えた。
路上に崩れ落ちるほたる。
どろりとにごった目は虚空をみつめるだけだ。
「ほら、立てよ。終わりじゃねぇっていってんだろ」
ほたるの華奢な腹部に男のカカトがめり込む。
「ぐえぇ!」
無様に腹の中のものをぶちまける。
「おら、もっと、もっとだ!」











と、リクエストを描かせていただきました。
遅くなりました。申し訳ございません。



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